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DF-4(、)は、中華人民共和国が開発した核弾頭が搭載可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)。中国人民解放軍の第二砲兵部隊にて運用されている。アメリカ国防総省コードはCSS-3。 中華人民共和国は1960年代よりICBMの開発を行なっていたが、実用化は遅れていた。DF-4は1965年頃〔U.S. Department of Defense, Office of the Secretary of Defense, The Military Power of the People’s Republic of China, 2005, 2005, p. 28〕より開発が開始された。1975年か1976年頃より配備が開始されたが、1984年時点においても配備は8基に過ぎなかったと推測されている〔The Federation of American Scientists & The Natural Resources Defense Council ''Chinese Nuclear Forces and U.S. Nuclear War Planning'' p. 36 〕。一部のミサイルは横穴式の洞窟サイロに配備されており、横穴から引き出し立ち上げ後に発射する方式となっている。 DF-4の射程は5,400km以上で、ペイロードは2,190kg。ソ連全域のほか、グアムやアラスカ州が射程内に入る。液体燃料ロケットであり、DF-3に二段目を加えたものである。固定式発射台より打ち上げられる。DF-31への更新が進められ、2000年代の配備数は20発以下と推測されている〔China Military Power Report 2009 〕。 == 要目 == * 全長:28.05m * 胴体直径:2.24m * エンジン:液体燃料ロケット2段式(赤煙硝酸、非対称ジメチルヒドラジン使用)〔中国人民解放軍第2砲兵部隊と対艦弾道ミサイルの脅威度 野木恵一 軍事研究2010年11月号 p68-78〕 * 弾頭:核弾頭 核出力3.3Mt〔The Federation of American Scientists & The Natural Resources Defense Council ''Chinese Nuclear Forces and U.S. Nuclear War Planning'' p. 202 〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「DF-4 (ミサイル)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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